外海便り
2011年夏号
豊かな自然に囲まれる美しい町「外海(そとめ)」。
春夏秋冬、すべての季節で海に沈む夕日は、人々の心を魅了します。
長崎市北部の長崎新漁港を過ぎて、国道202号線をさらに北上すると、まもなく外海です。
外海に入るとすぐに、「黒崎永田湿地自然公園」が現れ、その向こうには大城・小城(おおじょう・こじょう)の海蝕崖(かいしょくがい)のある黒崎の港が一望されます。
黒崎の海岸線を過ぎると「黒崎教会」が見えてきます。
美しいレンガ造りで、聖マリア像が黒崎の町を優しく見守るように立っています。
さらに進むと、「道の駅夕陽が丘そとめ」が見えてきます。
ここでは地域の産物などを販売しており、地元の方だけでなく、県内外からもたくさんの方が訪れます。
ここからの海、山、空の眺めはたいへん美しく素晴らしいものです。最後の炭鉱の島「池島」をはじめ外海にあるすべての島々を見渡すことが出来、この島並みは、行く先々で多様に変化する姿を見せてくれます。
道の駅を下ると、出津(しつ)教会」が見えます。
明治15年(1882年)外海に様々な貢献をしたド・ロ神父により建設されました。白く美しい教会で「長崎の教会群とキリスト教
関連遺産」の一つとして世界遺産暫定リストに追加されました。
「出津教会」を過ぎると、青い橋(四谷河内)、白い橋( 荒川橋)、赤い橋(新神浦橋)があります。
この橋は、ド・ロ神父の出身地であるフランス国旗に因んでデザインされました。
青には自由、白には平等、赤には博愛の意味それぞれ込められています。
赤い橋の手前の丘に、「霧氷酒造」があります。
ここからの眺めも非常に素晴らしく、毎日素晴らしい海と夕日を楽しんでいます。天気の良い日には、五島列島の島影を眺めることが出来ます。
是非、皆様も「外海」で、美しく素晴らしい自然を満喫してださい